大規模自然災害時のトイレ事情を考察してみました(その1)。
南海トラフ地震等、大規模災害が発生したときは、ライフラインが使えなくなる可能性があります。トイレに行きたくてもトイレが使用できず我慢をしすぎると、健康に重大な被害をもたらす場合があるそうです。膀胱炎や腎臓への負担、さらには血圧の変動など体に悪影響を与える可能性があります。トイレを我慢して水分を取らない事で、「エコノミークラス症候群」の恐れがあるそうです。
災害時のトイレ事情を少し調べてみました。まず、災害時におけるトイレの種類を調べてみると・・・(ぼうさい240調べ)。
内閣府防災情報 避難所におけるトイレの確保・管理ガイドラインより
上記をぼうさい240で簡単イメージ分けしてみました。
① マンホールトイレ・・・・・・西尾市設置・・・・・・・・・・・下水道使用
②-1 仮設組立式トイレ・・・・・・避難施設等・・・・・・・・・・・汲み取り式
②-2 仮設トイレ・・・・・・・・・・・・建設現場等レンタル・・・汲み取り式
③-1 簡易トイレ・・・・・・・・・・・・ポータブル・組立式・・・保管・回収
③-2 携帯トイレ・・・・・・・・・・・・携帯・備蓄・緊急・・・・・保管・回収
下水道が問題無ければ、自宅や各施設等で使用できトイレ問題の低減がされ、逆に下水道が使用できない場合は汲み取り式等使用 又は保管・回収処理となる。
汲み取り式では、し尿収集業者と し尿処理施設(西尾市浄化センター)の役割が重要。 民間業者(収集)と西尾市(処理施設)の連携がとても重要になります。民間業者と西尾市の連携が取れなかったり、し尿処理施設が使えない時は、保管回収処理式トイレにて可燃ごみ処理など。
保管・回収処理式は、可燃ごみとして ごみ処理施設(西尾クリーンセンター)で処理されます。ごみ処理施設が機能しない場合は、衛生管理 一時保管を厳重に行う必要があると思います(西尾市災害廃棄物処理計画からの見解)。
携帯トイレ型(保管回収)は、被災直後の数日使用に限り、出来るだけ速やかに下水道使用・汲み取り可能なトイレが望まれます。
災害時のトイレ事情は西尾市滞在者のみならず、復旧に携わってくださる自衛隊、入市される関係行政機関や関係組織、災害ボランティアさん等、多くのご支援いただく方々の事を考慮する事も重要だと考えます(活動の円滑・迅速化)。
※その2では、西尾市の実情から考察してみたいと思います。
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