にしお市民活動情報サイトアクティにしお取材報告【西尾市】令和4年度 第1回 多文化防災リーダー養成講座

【西尾市】令和4年度 第1回 多文化防災リーダー養成講座

公開日:2022年11月03日 最終更新日:2023年01月30日

詳細

 令和4年10月29日(土)13:00~『令和4年度 第1回 多文化防災リーダー養成講座』が開催されました。
 参加者は、日本人を含め様々な国の方々8名が参加されました。
<講師>NPO法人多文化共生サポートAdagio
代表 髙木祐子氏
理事 髙木和彦氏
NPO法人やらまいか人まちサポート代表 牧野明宏氏
<講座内容>
・西尾市の外国人支援計画について(髙木代表)
・過去の災害事例と防災リーダーに期待される役割(髙木理事)
・グループワーク「災害発生時の情報発信と相談対応」(髙木代表)
・意見発表(受講者)
・ボランティアセンターについて 第2回に向けての情報提供(牧野代表)

主催者「特定非営利活動法人多文化共生サポートAdagio」さんの団体活動紹介はトップページ>団体活動紹介>「特定非営利活動法人多文化共生サポートAdagio」でご覧ください。

取材先地図は「西尾市役所」をご覧ください↓
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1pwXEeYjfLhu2bti1maZfx4zRDQSq0eOt&ll=34.86215639999999%2C137.0620836&z=12

始めに、地域つながり課の白木さんが「多文化防災リーダーの役割をご理解いただけたら、幸いです」と挨拶されました。

今回、この講座を主催された『特定非営利活動法人多文化共生サポートAdagio』の髙木さん。

外国の方が特に困るときは、災害時!災害が起きたら、どうすればいい?

言葉も通じないし、文章もわからない…・

今現在の災害情報を外国人に伝えることが大切。

例えば避難所に英語・中国語・スペイン語・ポルトガル語の情報が届いたとき、それまでどうしてよいかわからなかった外国人の方に喜ばれたそうです。

多文化防災リーダーって?

お互いの文化を知った上で、防災活動をし、外国人と日本人の間をつなぐ役割をします。

普段からできないことは、緊急時にはできない。そのためにも、防災訓練などに参加することは大切。

外国人と日本人の間には、
・言葉
・制度
・心
の3つの壁がある。
災害時、特に避難所では高い壁となる。

外国人リーダーの強み
・相手に伝わりやすい言語、文化通訳ができる
・相手に寄り添うことができる
・地域と外国人住民との調整ができる
・日本人スタッフや日本社会の励みになれう存在

外国人リーダーの弱み
・日本社会の知識や仕組み、制度が十分わからない
・災害時に、母国と日本側の見解が違う場合、内心での葛藤や迷いを感じやすい

弱みも把握して、支えあっていきたいです。

ワークショップでは、自己紹介から始まり、
・災害時の情報はどうしているか
・知り合いに伝えているか
・情報を知らせる手段
等を話し合いました。
外国人というだけでなく、その文化も含めて理解することは難しく時間のかかることかもしれないけれど、この講座を通して徐々に寄り添っていけるのでは…と感じました。

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