【西尾市】R2年度 高齢者生活支援サポーター養成講座
詳細
令和2年12月4日(金)・5日(土)9:30~11:30の2日間、特定非営利活動法人やらまいか人まちサポート主催による『高齢者生活支援サポーター養成講座』が開催されました。
「超高齢社会を支えるために何ができるか?」
市民目線で考え、新しい介護保険制度による協議体や高齢者生活支援の仕組みと役割について学ぶ講座です。
西尾市では「高齢者生活支援サポーター養成講座」を平成27年から毎年、開催しています。(業務委託先は、特定非営利活動法人やらまいか人まちサポートです。)
取材報告は以下のURLよりご覧ください。
↓
http://nishio.genki365.net/gnkn08/pub/sheet.php?id=51964
今回の講座は、コロナ禍の中、万全な予防対策をして、行われました。
また、昨年に続き、多くの受講者が参加されました。
高齢者生活支援サポーター養成講座スケジュールに添って、講義やグループ討議が行われました。
4日(金)前期の受講生は19名。
5日(土)後期の受講生は17名でした。
講義1
「高齢者生活支援サービス事業」について
平成29年4月から「介護予防・日常生活支援総合事業・生活支援体制整備事業」が始まりました。
講義2
「活動の事例紹介」について
自立支援とは、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるためにご近所との助け合い、介護サービス、友人との助け合い、NPO等のサービス、ボランティア団体の支援、民間サービスの支援です。
行政からの押し付けではなく、地域の皆様から必要があると思って立ち上げることで、地域での困りごとがスピーディに解決される事例を話しました。
演習1
「事例からアセスメントして自立支援を考えてみよう」
アセスメントとは、利用者の自宅に訪問し、本人と家族から困りごとや本人の状態などの聞き取りを行い生活機能の低下がなぜ起こっているのか、維持・改善すべき課題は何かを分析します。
演習問題として、「66歳 男性 独居」の家族構成・現在の生活パターン・健康状態を例に
①困りごとは?
②その原因・背景は?
③解決策は?
④地域の取り組みで解決できることかどうか?
各班に分かれ、討議しました。
「一人暮らしの男性だと、家事で困っていることがありそう」
「女性が一人で訪問することには抵抗がある。複数の人と行くべき。」
「長く続けるなら、無理のない活動をしたほうがいい。」
活発な意見が交わされました。
「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」の5つのサービスを一体的に提供し、ケア体制を構築しようとしている取り組みが、地域包括ケアシステムです。
もっと地域内でスピーディーに情報共有と問題意識を持つためには?
・地域の実情(独居、老老世帯、複数世帯)
・地域の社会環境(経済格差・孤立)
・地域の生活環境(公共交通・買い物、医療)
・地域の資源(交流の場・支援やサービス)
を把握することが大切です。
高齢者がお住まいの地域それぞれに課題が異なります…。
これからは、西尾市全体で動く第一層の高齢者生活支援コーディネーターや第二層の包括だけでなく、第三層の地域支援団体も必要です。
この講座をきっかけに、徐々に支援団体が増えています。
お困りの高齢者の方の心の支えになってくださると思いました。
この情報は、「特定非営利活動法人 やらまいか人まちサポート」により登録されました。