災害復旧活動から…運搬方法を検討し道具を作製
公開日:2025年12月21日 最終更新日:2025年12月21日
災害復旧活動はたくさんの人手が必要です。
被災地活動場所では、大切なもの 必要なもの、残念ながら使えなくなったもの、土砂やガレキと呼ばれるもの等など、様々な物の移動を余儀なくされます。 その中で、土砂やガレキと呼ばれるものの運搬には、やはりマンパワーが必要です。
土砂やガレキの運搬には、土嚢(土のう)袋を用いられる場合も多々あります。重量、回数、運搬距離によって疲労度がMAXになることも…。

そこで、「物を持ちやすく、運びやすく出来ないか…」と試行錯誤…運搬道具を作製してみたので紹介いたします。 試作品がそのままほぼ完成品となりましたが、完成してみると土のう袋のみならず様々な物が運びやすくなる結果になったと思っています。
「運搬道具を作製」…といっても、材料は塩ビ パイプとロープ(共に耐荷重80㎏以上(任意))……ホームセンターで市販されているものを加工して…。 ポイントは、ロープを持ち手(塩ビ パイプ)の中に通して長さを調節できること…。

道具もシンプルなら、使い方もシンプル。 ① ロープの輪っかを袋の口部分に通して絞り、

② 持ち手(塩ビ パイプ)を袋の口元に移動させ、

③ ロープを持ち手(塩ビ パイプ)に 1~2巻して、

④ 手提げを持つ感覚で持ち上げる。


当初は土のう袋の運搬で道具を考えていましたが、様々な物が運べそう・・・という結果に。




持ち手(塩ビ パイプ)を移動させればロープの長さが調整できるので、大物長物の二人作業でもバランスなど問題無し。




発想も、材料もシンプルですが、もし「試してみたい…」等、いらっしゃいましたらお問い合わせください。
材料費程度でお譲りできますし、その前に簡単に作製できると思います。
他、水害時での道具(譲渡品)もあるので別の機会に紹介したいと思います。
便利道具などありましたら、情報提供・情報共有していただけたら幸いです(お問い合わせまでよろしくお願いいたします)。