防災!場所の表示・共有方法( UTM 表示 編 )
公開日:2025年09月06日 最終更新日:2025年09月06日
土砂崩れや津波・高潮などの災害が発生しそうな場合や発生した場合は、危険箇所を知る事も大切です。
国土地理院地図(重ねるハザードマップ含)では、UTM座標が表示できるようになっています。UTM座標(グリッド)は国際的に標準化されたものの一種で、自衛隊でも使用されているとの事なので被災時など場所の特定などで有効です(関連後述)。
例えば、土砂崩れの状況・場所が知りたい場合。
UTMポイント(UTM座標)を伝える事により、場所の特定が正確にできて、復旧活動時も有効だと思います。
例えば、浸水区域で屋根に取り残されて正確な場所を伝えたい場合。
場所の地名や住所が分からない時、表現しにくい時は UTM座標を伝える事で正確な場所が特定され共有ができます。スマホで位置情報を有効にしておくと、現在地のUTMポイントが素早くわかります。
平穏なこの時期に、あらかじめUTMグリッド表示地図を作成しておくと、短時間で場所の伝達ができると思います。またUTMポイントの伝達訓練などをしておくと、場所の特定・伝達が素早く出来るようになるかもしれません。
一度、現在地や主要な施設のUTMポイントを検索してみてはいかがでしょうか。。。
※UTMとはユニバーサル横メルカトルのことで、国土地理院のUTMグリッドは、地図上に直行するグリッド線を引き、それぞれのグリッドを国際的に用いられているMGRSのルールに沿ったコード(英数文字列)を採用されていて自衛隊が使用するUTMグリッドとも整合(国土地理院)。